【建具上部の格子の組立】
仕上げ面を叩くときは当て木をします。
ぐらつかないように
まっすぐ垂直に叩き込んでいきます。
ぐらついたまま叩くと、ほぞが斜めに入ってしまい、
下の材料が凹んでしまう可能性があります。
先に4本の束のほぞと上桟のほぞ穴の位置を
合わせておかないと、叩き込んだときに
ずれている他のほぞで仕上げ面を傷つけてしまいます。
【框のほぞ穴に速乾ボンドを入れる】
穴の手前に糊をつけると、
ほぞを入れたとき、糊が奥に押し込まれ
まんべんなく糊がつきます。
【先に組み立てた格子を框に差し込む】
束がなるべく歪まないように
均等に叩き込んでいきます。
【框に差し込んだ桟に栓を組み付ける】
栓錠は板を入れる前に組まないと
後からはつけられません。
【板をはめ込み下桟を框に差し込む】
叩いている方の反対側が、振動で落ちそうになっていないか
注意します。
【もう一方の框を差し込む】
片側から、框が少し斜めになるようにほぞを入れていきます。
その方が板やほぞがスムーズに入ります。
当て木の中心を叩かないと
仕上げ面が凹んでしまうときがあるので注意します。
完成
施工完了
H.Takayanagi